最近よく耳にする“原材料高騰による商品の値上げ”
車海老養殖においても大きなインパクトとなっています。車海老に与える餌も年々値上がりしていましたが、パンデミックや地政学的リスクの顕在化によって拍車が掛かり、他の魚類養殖同様、養殖コストの大きな割合を占める餌代の高騰は、産業としての持続をも脅かす脅威に。

そんな現状を捉え、今シーズン、互いに持続していくために餌屋さんが開発した新たな餌を試験区・対象区を設定してフィールドテストすることにしました。

今年、天草の海水温は昨年より少し高めに推移していますが、高成長が期待できる7月から試験給餌をスタートさせています。食欲に差異が生じないか？成長への影響は如何ほどか？など定点観測しながら、その有効性を検証していきます。

今回、成長に影響が出てしまう可能性≒経営リスクはありますが、産業が置かれている環境を踏まえると、アラユルことを変化させて進化させなければ持続できない現実を再認し、地味ぃ～な(￣▽￣)作業を年末まで繰り返したいと思います。得られるであろう有益な成果を餌屋さん、同業者の皆さんとシェアできるように。

havでは、前回、ご紹介した電気代を節約するための仕組みの実装、スマート化することによって実現される労働力の低減、また、今回のような地道な評価、検証による餌代の削減など…

これまで培ってきたメカトロニクスに関するノウハウ、私たちなりのユニークな発想、そして素人の強み♬(;・∀・)を駆使し、リアルな現場での実証、試行錯誤を繰り返して持続させていく術を探求し続けます。