先日、マイスティアは、熊本高等専門学校、熊本県海水養殖漁業協同組合と「養殖業を核とした地方創生の推進」に関する包括連携協定を締結しました。包括連携協定における最初の取り組みとして、毎年、深刻な被害を発生させている赤潮対策をテーマに三者で取り組みます。
私たちの赤潮対策へのアプローチは、環境モニタによってセンシングした漁場環境データ(ビッグデータ)を学習し、赤潮発生を感知するAIシステムの開発です。AIを利活用して赤潮が発生する兆候をタイムリにインフォメーションすることで、まずは養殖事業者の皆さんが対策に充てられる時間を増やすことが可能になる、そんな効果を狙っています。
実際の協同R&Dは、熊本高専・熊本キャンパス専攻科1年生の皆さんと6月からスタートさせており、初回はマイスティアメンバが仕事をしているロボットソリューションセンターに参集してもらって直近の課題や今期のGOALを共有、翌週からAI勉強会へと突入しました(^_^)
2か月弱をかけ、赤潮とAIに関する基礎的な勉強を済ませ、いよいよ開発するフェーズになったため、先日、AIに学習&判定させるために使用するデータがどのような環境でセンシングされているのか?を確認しておいてもらうために、今回の協同R&Dに協力いただいている先生も一緒に牛深まで行ってきました。
AIの精度アップには、学習に使用するデータの特性を理解することが重要です。環境モニタではワイパー付センサを搭載し、設置方法も工夫していますが、どうしても“外れ値”を取得してしまうケースがあります。座学でも説明はしていますが、その要因は「百聞は一見に如かず」ということで、深川水産さんにご協力いただき、炎天下の漁場へGO!(;’’∀’’)σ
学生さんたちからは「現場の実態を知れてよかった、イメージが明確になった」という感想がもらえたので、猛暑かつ慣れない足場の現場でしたが、開発前に見学してもらってよかったなと思いました(^^)
赤潮、AIについての基礎知識を身につけ、現場のイメージも明確になったことで学生さんたちの開発は、これから加速していきます。進展がありましたら、またこちらでシェアしたいと思います!