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画像処理を活用した赤潮計測の省力化構想

  • 投稿カテゴリー:DX

この3年、熊本県下で発生した甚大な赤潮被害を目の当たりにして、私たちにも何か赤潮被害、または赤潮対策に掛かる負担やコストを軽減できる仕組みを創れないか?と思案しています。赤潮に対する直接的な解決策は、これまで長年研究されてきた分野であり、これを短期間&安価に創造することは難しい訳ですが、私たちなりのアプローチで実現できる何かを。

と、思案しているだけでは何も始まらないので、まずは現状把握から!熊本県海水養殖漁業協同組合を訪ね、赤潮が猛威を振るっているシーズンの実態を聴かせていただきました。すると、一連の対策活動の中で赤潮被害リスクが高い期間は、組合員の皆さんで協力し合って、毎日、漁場に出て採水し、持ち帰った検体を顕微鏡で観察している。そして、この作業に多大な時間と労働力を投入されている実態を認知。

同時に、この作業を私たちが得意とするスマート化技術で省力化することができれば、間接的な赤潮対策に繋がるのではないかと考え、今、こんな構想をイメージしています。

デジタル顕微鏡による赤潮プランクトン計測を目測から画像処理に刷新することによって高速化&自動化を果たす仕組みです。さらに計測が自動化≒デジタル化されることによって、観測結果をシェアする環境も完全にDX化され、ここでも省力化が促進されます。有用なデジタルデータが蓄積される環境へと進化し、このデータを適切に活用することができれば、冒頭で触れている直接的な赤潮解決策の創造にも繋がっていくのではないか、との期待も抱いて。

構想しているシステムでKeyとなる要素技術には、画像処理ソフトウェア:VINIEとIoTプラットフォームサービス:ReCottoを活用します。

今回は、havメンバがシステム設計までを担当し、その後、マイスティア益城本社メンバが開発を担当するフォーメーションで進めています。昨年末、システム設計を完了し、若手中心の開発チームにバトンタッチ!システムの実現可能性をスタディしてもらっている真っ最中です。引き続き、今年の赤潮シーズンに突入するまでに養殖組合の皆さんに試用してもらえるPoC(概念実証)環境を整えられるよう開発を進めていきます!