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環境モニタ メンテナンス

  • 投稿カテゴリー:海面養殖

3月に紹介した環境モニタはDOセンサとクロロフィルaセンサを備え、漁場の近傍環境を常時センシングしています。これらのセンサは海中での使用に耐える優れもので、肝心要のセンサ部にはワイパーを装備、プログラミングした周期で自らお清掃してくれるのですが…

そのボディは、しばらく経つとご覧の有様デス。(;^ω^)

なので、現場を訪れた時に定期的にブラシを使って、お掃除しています。

今回は、環境モニタを設置してから約半年が経過したため、漁場からセンサを一時回収し、havに持ち帰ってキャリブレーション:校正を行いました。作業としては、蛍光染料を純水に溶かした溶液を準備してセンサをジャブン!サムネイル画像のような感じでパソコンからのコントロールで全センサを正しい値を示すまで微調整していきます。

基本的に私たちが得意とする分野は、いわゆるエレクトロニクス分野ですが、水産養殖システムの開発に携わると、必然的に今回のようなフラスコやピペットを使った薬品の計量、学生時代ぶりであろう化学実験?! また、時には化学に関する文献を読み漁るなど間違いなく他所では味わえない、一体何屋さんだぁ!という新鮮な体験の連続です(^^)

環境モニタに組み込んでいるDOセンサ、クロロフィルaセンサは共に光学式で相応にセンシティブな機械であるため、校正は非常に重要な作業に位置づけられます。この校正を怠ってしまうと、信ぴょう性を欠くデータを採取することになり、これから精度を高めていきたいAIの学習を妨げる教材を自ら与えてしまうことになるため、ReCotto-Aquaが果たすべき役割をシッカリ創り込んでいくためにも水中生物を除去する定期メンテナンスと光学デバイスを校正する化学実験を楽しんでいきたいと思います♬(笑)