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IoTによる鳥獣害対策

  • 投稿カテゴリー:陸上養殖

私たちが実証養殖している車海老養殖場に限らず、冬場になると目につくようになるのが野鳥の飛来で、特に今シーズンは鵜が多く、100羽近い大群で襲来することもシバシバ。養殖に関わる以前は「こんな季節になったなぁ~」などと呑気な感覚でいましたが今は違います。油断していると養殖池に降りて来て大群でプカプカ…もちろん!鵜の狙いは大切に育てている車海老です。特に警戒しなければならない鵜は長時間水中に潜り、確実に車海老を捕食してしまい、私たちにとっては厄介な鳥獣です…(-_-)

昨シーズンまでは、そこまで目立つ感じではなかったのですが、今シーズンは群れの数も、ひとつの群れを形成する羽数も間違いなく多い状況でした。鵜に理由を尋ねることはできませんが、海水温の上昇と同じように暖冬の影響で飛来するエリアや飛行経路が変わったのであろうと推察されます。

気になるのがその被害ですが、過去の調査で鵜は1羽当たり20尾/日の魚を捕食するという情報を読んだことがあります。ひとつの群れに30羽居たとすると、600尾/日。2ヶ月続くと36,000尾、車海老の平均体重25gで約1t近くの損害となり、その損害総額は絶対に想像したくない数字です。恐ろしい話ですが、鵜を追い払いきれずに廃業にまで追い込まれた業者さんが居た、といった話しも聞いたことがあります…

という訳で、経営を脅かす鵜を追い払わなければならないのですが、この対策は、なかなか骨が折れます。鵜が最も多く飛来するのは日の出の時間帯なので、いつもより早起きして軽トラで見回り、発見したら、とりあえずロケット花火を発射して威嚇する…そんな手段を講じていますが、さすがにやってられません( ̄▽ ̄;)

そこで!鵜の飛来を自動感知して、IoTでギミックを制御して追い払う、そんな仕組みのプロトタイプを開発してみよう!ということにしました。まずは試作ですが、完成すれば、同じリスクを抱えている同業者の皆さんにも役立つのではないか、と考えて。

そして、ナイスタイミング!で、今冬のインターンシップの学生さんたちが来月、天草入りしますので、今回の課題を解決するタネ(Seeds)を皆さんに開発して貰おうと考えています。これまでhavのDiaryをご覧になっている方であれば、「アレを使えばいいんじゃない?」とピ~ン!ときた方もいらっしゃるかもしれませんが、結果は後日披露したいと思います。学生さんたちがどのように解決してくれたか、楽しみにお待ちください♬(^^)